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ハンドルセンターずれ

今回は、ハンドルのセンターずれについて説明します。

真っ直ぐ走っているのに、なぜかハンドルが曲がっている、といった経験がないでしょうか?

このままでは、走行が不安定になるため、ハンドルの修正舵も多くなり、長距離ドライブは疲れてしまいます。


ハンドルのセンターずれは、ホイールアライメントが、少しずつ変化することで、徐々に進行します。

なぜホイールアライメントは変わってしまうのか?については、こちらを見てください。


このような症状は、アライメント診断が必要なことを示しています。

hc_1


更に、症状が進行すると、タイヤの異常磨耗や、燃費の悪化をまねくこともあります。




それでは、ハンドルセンターにとって、必要な条件を確認してみましょう。

まず、直進時のハンドル位置を確認します。

前輪の直進位置は、スラストラインが基準になっています。

スラストラインとは、後輪が進む方向のことです。

hc_2


前輪の直進位置と、スラストラインの関係は、4輪アライメントテスターで測定することで判ります。

サイドスリップテスターやトーインゲージでは、これを調べることはできません。

直進位置とスラストラインの関係は、こちらを見てください。


次に、修正中にハンドルが動かないように、センター位置でしっかり固定します。

hc_3


最後に、スラストラインに対して、前輪のトゥを左右均等に、許容内に修正します。




ハンター独自の「WinToe ウィントゥ」という、便利な機能を紹介しましょう。

今までは、修正中に、動こうとするハンドルを固定しているわけですから、どうしても、ステアリングリンケージ等にストレス(ヒス)が偏ってしまいます。

修正後に、テスト走行を行うと、このストレスが均一化(分散)されます。

この影響によって、ハンドルのセンターが、ずれてしまうこともあります。

よって、何度も微調整を繰り返して、ハンドルセンターの修正を行うこともあります。

WinToe ウィントゥであれば、ハンドルを固定しないで修正できるので、このような影響を受けにくいです。




思ったとおりに、修正できなかった場合、考えられる可能性として・・・

スラストラインを考慮していなかった。

◆ハンドルをセンター位置で固定していなかった(WinToe ウィントゥ以外)。

◆前輪のトゥを正確に修正していなかった。

◆後輪のトゥが変化したことでスラストラインが変わってしまった。

◆サスペンションやステアリングシステムの過度なゆるみやガタ。


このように、ハンドルのセンターずれは、前輪だけではなく、後輪も影響します。

よって、ハンドルセンターの点検は、後輪のサスペンションから始める習慣を身に付けることが重要です。


詳しくは、こちらの動画をご覧ください。
プロフィール

イヤサカ/IYASAKA

Author:イヤサカ/IYASAKA
自動車試験・整備機器及びシステムの専門商社としてイヤサカは、常に一歩先の時代を想定し、今、何が求められているのかをひとつひとつきっちりと検討し、人とクルマと環境のより良い関係をユーザーの視点で創造、提案します。

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